バン!
銃声が轟いていつの間にか亜希奈が走っていた
「早いね」
「亜希奈アレでも中学ン時テニス部の部長だったしね」
手近にあったマミィをチュ―――ッと飲みながら言った
「嘘!?」
「まぁ信じがたいよね~
あの子ほわほわしてて柔らかい感じだからね」
冷静に意味不明の事を呟いてその後亜希奈を指差した
「一着だったねぇ」
「ホントだ」
2人で亜希奈の健闘を称える暇もなく放送が流れた
『男子騎馬戦がはじまります
代表生徒は裸足で昇降口に集合してください』
「騎馬戦・・・って亨と隼人の?」
「うん。
頑張ってもらわないと!なにせうちらのクラス最下位だからね」
「そっか~・・・うん
でも多分陸とか隼とか相当暴れると思うよ?」
「・・・多分大丈夫でしょ」
しばらくして亜希奈が戻ってきたがそわそわして落ち着かないようだった
