「冗談じゃねぇよ!
そしたら優稀がお前守ったの無駄になるだろ?」
「でも・・・でもアタシは・・・がすきなのに
好きなのに何も言えないんだよ?
それどころか近づいちゃいけない気さえするの!
優稀が守ってくれた命だから大切にしたいけどそしたらあたし疲れるんだよ!?」
佐伯の声はいろんな感情が混ざってて声を聞くだけで凄く辛くなった
「・・・俺だってわかるよ
俺だってアイツのこと好きなのに何もいえないよ
でも美舞はその格好でも長澤美舞であることに違いは無いだろ!?」
長・・・澤美舞?
佐伯がアノ美舞・・・?
ウソ・・・だろ?
そんなわけないだろ?
「倖凱・・・もぅいい続きやろう」
倖凱・・・
そっか
佐伯・・・じゃなくて美舞はアイツが彼氏でだから佐伯はいつもアイツと一緒だったんだな・・・
じゃぁ俺の初恋終わったな・・・
俺はわざわざ学校に戻ってきた意味を忘れてふらふらと家に帰った
