バシンッ



「いって~~!!陸なにすんだよ!!」


せっかく眠りにつき始めたのに陸に強烈な一発を喰らってすっかり目が覚めてしまった




「佐伯ぃぃいいい!お前その場で正座しろぉおお!」



なんでこのオッサン巻き舌んなっってんだよ




とか思ったけど黙ってその場で胡坐をかいた





「佐伯?
お前は先生のことなんだと思ってんだ?」


名前も知らない先生様がそういってあたしに近づいてきた


「・・・」


正直に言っていいのか?



「正直に言え
先生を何だと思っている」

いいんだね?

「あたしは先生のことデカいハゲのあるうっせーおっさんだと思ってます♪」



ニコッと笑ってそういうと先生は不気味に笑って持っていた資料を容赦なくあたしの頭めがけて振り下ろした

ケド資料はあたしの後ろにいた陸に命中


大量の紙束の角にもろ殴られた陸はその場で呻き、恨めしそうにあたしを見た




「ゴメン大丈夫?」



一応謝ったが多分あたしの謝りが楽しんでいるようにしか聞こえなかっただろう