―――気になるじゃんか


そう思ったものの何も言わなかった








「美舞は体育祭の競技何に出るの?」

「一応1000㍍
ってか競技決める日にサボったら余りモノになった」

「ふぅん?」

「そっちは?」

「えっとねぇ~・・・」


亜希奈はそこまで言うと制服のポケットをがさがさと探った


「はい!」


見つけた紙をあたしの手に押し付けると再びお弁当を食べ始めた



受け取った紙には




ぅチらの競技

亜希奈→ハードル
澄華→50㍍
風凱→騎馬戦
翔太→騎馬戦
亨→200×4リレー




と記されていた



「わざわざよく書いたね」

「だって忘れちゃうもん♪」


亜希奈はそういってニカッっと笑った

不覚にもチョットドキっとした