家に帰ると、留守電が入っていた。


「わ、」


見覚えのある番号だ。



突然何の用だ?
心臓の鼓動が異様に大きく聴こえる。



リダイヤル。



そして、霜月と1時間電話した。



内容は正直あんま覚えてないんだよね。



だって、霜月が私に好きって言ってきたから。



私は今、正直誰が好きとかわからない。



いや、わからなくなった。




師走への気持ち。

突然の霜月からの電話。



私は頭の中がグルグルと気持ち悪いくらい渦巻いていた。