「あ、ありがとう…」 「おぉ」 やば、今顔真っ赤になってるわ…。 落ち着け、私。 ガタン 後ろを振り向くと卯月が椅子に躓いていた。 「ワハハ!大丈夫かよ!」 師走がでっかい口を開けて笑う。 「うるせーよ」 卯月は少し赤面しながら手に持っていた道具を机に置いた。 「はぁ」 卯月が溜め息をつきながらプリントに書き込んでいた。