「そういや…未琴ちゃん、長月とは連絡取ってるの?」 「あ、あぁ…時々?」 「うち遊園地行ってるとき未琴ちゃんと長月に似たカップル二回も見掛けてさー」 未琴ちゃんは笑った。 「んなわけないじゃん!うちクリスマスはぼっちで過ごしたよ」 未琴ちゃんは鳴った携帯を持ってちょっと出るね、と部屋を出た。 「むぅ…なんか隠してる」 未琴ちゃんは何か私に黙ってる。 何で言ってくれないんだろう。 「まぁ、いつか言ってくれればな…」