「……霜月はまだ私を好きでいてくれてるの??」 私の返事に霜月は 「…うん。」 と、はっきり言った。 「睦月は俺を好き?」 「……うん」 ただ、胸がいっぱいになった。 ようやく、叶った。 部屋に響く蝉の声が小さく聴こえた。 でも、私には気になる存在が出来てしまう。 それは………。