「ちっげぇよ!ただの腐れ縁!」


「「「なぁんだ」」」


「ハモんな!!!」



こうして、ドタバタの一日が終わった。


私は嬉しかったし、未琴ちゃんのことで悲しかった。


未琴ちゃんは心に傷を負った、でも長月の告白で少しは救われたかな、と思っていた。




しかし、次の日。

部活の大会に向かう途中、渡井が駅のホームから線路に突き落とされ、亡くなった。

でも、自殺に近かったかもと言う目撃者もいる。



未琴ちゃんは
「私が渡井に死ねばいいなんて言ったから…」
と自分を責めた。



最後まで未琴ちゃんを苦しめる渡井の存在。


私はどうすれば未琴ちゃんを救えるのかな…と思い悩んだ。