3時50分。 蜩と烏の声が少し聞こえて来る。 「やべ、張り切ってるみたいじゃん」 公園は怖いくらい静か。 遠くで車の音がする。 まだ力強い陽射しが身体に突き刺さって汗が止まらない。 とりあえず木の陰に行って座り込んだ。 夢のせいで寝不足だったからか、寝てしまっていた。 夢も何も見ず、ただただ寝ていた。 でもとりあえず幸せな気分だったことは覚えている。