「小学生かお前は…」 卯月に叩かれ、霜月は苦笑いを浮かべた。 と、私を見るなり卯月に耳打ちをしていた。 「感じ悪、直接聞けよチキン」 未琴ちゃんは霜月を蔑んだ目で見ていた。 それが可笑しかった。 そして7人でしばらく通りを歩いたが、逆走していたことに気付き、来た道を戻った。 「やっぱ水無月さんの言った通りだった!」 未琴ちゃんはむう、としながら椿本に言った。 こっちに行こうと未琴ちゃんの意見を遮って言ったのは椿本だった。