「み、未琴ちゃんどうしよ…」 うちは小声で未琴ちゃんに助けを求めた。 「大丈夫!水無月が守るよっ」 未琴ちゃんはニコ、と微笑んで言った。 よかった。 未琴ちゃんが居なかったらうちは死んでたな。 この間、留夏は誰かと電話していた。 「あ、霜月ー」 椿本の声で改札口に目を向ける。 と、ウロウロしている霜月が居た。 未琴ちゃんはそっとうちの手を握ってくれた。 (※レズじゃありません。) 「霜月、こっちだっつーの!オイ!」 卯月の荒げた声でやっと霜月はこちらに気付いた。