「フラれて直ぐに他の男とイチャイチャしてる姿見てすげぇ傷付いたわ」 「ちょっとそれ自分勝手過ぎない?」 私は一歩前に出た。 「るせーな」 師走は若干顔をしかめた。 「ねぇ、師走、矛盾してるよ」 未琴ちゃんが涙を拭いながら立った。 「次のメール、何これ」 うちと卯月、長月は暗くて見えなかった。 実は未琴ちゃんの携帯には、 『お前、望夢と幸せになれよな』 とあった。 まぁ私が知れたのは後日だけど。 「どうして…? わざと嫌われようとしたのでしょ?」