「楓!!………楓!!」




誰かに呼ばれてる気がする。




「………楓!!、楓!!」




いや、絶対に呼ばれてる。




その人の声が、近づいてくる。




「楓!!」




「侑、稀?」



侑稀の、声?



「バカ楓。お前、早く気づけよ!」




「侑稀………侑稀ー!」




会いたかった。