大輝も、それが視界に入ったのか、あたしを庇う体勢になった。



ーーダメ。もう、侑稀のような犠牲者は出したくない。




あたしなんかを守って、倒れていく人を、もう見たくない。




あたしは、大輝と体勢を反転させた。




そして………





ーーブスッ