「楓、行くわよ」



「なんか言われたら、俺が殴ったるさかい、元気出し!!」




桃香……圭吾……




2人は、いつもこうやって、あたしを勇気づけてくれる。




「ありがとう…☆
――行くよ」




あたしは、再び狼牙の倉庫へと足を踏み入れた。