そして今は、優磨さんと狼牙のいる教室の前。 授業中なのかな?? やけに静か。 まぁ、こんなところでウジウジしてても仕方ない。 入るか。 ――ガラッ あたしが入ったとたん、視線がこっちに集まる。 その視線、いてーよ!! 早く逸らしてくれ!! 「あ、楓〜☆」 あぁ〜。なんで狼牙は、こんな時に限って遅刻してないんだろう。