母には 彼女とのこと
少しは話している。

いや、
実は私
母の死の
間接的理由は
私と彼女だと
今でも、思っている。

心配事が病的に食欲に反映する母にとって
大金を無条件に援助する私がついた
様々な嘘を 全て 見透かしていたのだと
思う。
「分不相応の事をしている。」
それが 彼女と私のことへの
最後の干渉だった。

だから、たぶん、
彼女を母に会わせていたら、
そうとうな小言を浴びせていたのだろうと
察する。
その小言は たぶん、、、、
私が言えなかった彼女への小言の全て
なのだから。