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それから数日、私は必死で仕事に打ち込み、とうとう雑誌が発売した。
売上は上々で、また編集部には慌ただしさが戻って来て。
「編集長!電話繋ぎます」
「あ、はいどうぞー」
「編集長ー」
うわ、編集長忙しそうだな……
かく言う私も例の企画への問い合わせがあったりでバタバタしてるんだけど。
作業していると、出掛けたはずの梓が戻って来ていた。
「あれ、梓。今日取材じゃなかったの?」
「いえー。今電話があって。先方に先送りしてって言われたので明後日に変更なんです」
「え!じゃあ調整大変だね……」
「そうなんですよ。明後日の予定を上手く分散しないと」
「頑張って。邪魔してごめんね」
「平気ですよ〜」


