豹変上司に初恋中。


「……後悔、しないか?」



その言葉の意味に首を傾げる。

でも、すぐに「するはずありません」と答えた。


それから、昴さんは本当に安堵したように笑って。



自分の体を起こして私を下に組み敷いた。

「……へ?」

「もう酒は抜けてるよな?」

「あ、はい……って、え?」


全く意味が分からない私に、昴さんはキスを落とす。


「え? ……んっ」

次に首筋にキスをされて、私は思わず小さく声を上げてしまった。


待って。え?

これってつまり……!

顔がこれでもかってくらいに真っ赤になって、心臓が暴れてる。

でも、好きな人相手に抵抗できるはずもなくて。


ギュッと目を瞑ると、クス、と笑う声が聞こえてきた。