皆帰って来たんで…恒例の行事をする。
私達はまた転校するから。まぁこれで最後らしいから良いけど…“ハズレ”は嫌だなぁ。
「よし、皆そろったな。じゃ、引け。」
そういった兄ちゃんの手は、穴のあいた少し大きい黒い箱を持っている。
兄弟達は緊張した様な顔で箱を見つめる…そりゃそうだ、引いた物によって学校生活が変わるんだから。
私は恐る恐る箱から紙を引いた…皆も引いたので同時に紙をあける。
いわく
《目立たない地味子、見た目…校則道理、髪はくくる、普通の眼鏡。口調…大人しいがたまに毒をはく。》
うわーお、大はずれ。
「俺、地味子かよっ!!」
驚きすぎて学校の男口調が…。
「ドンマイ姉ちゃん、修行だから仕方ない。…僕なんか“可愛い系王子”だよっ?!」
あー、果てしなく似合う…顔整ってるし。
「怜夜、私“清楚でお淑やかな姫”だった…、面倒臭い。」
「同感、お互い頑張ろうね!」
絶対似合うだろうな…真琴は姫系だし、すごく可愛いから。
「兄ちゃんなんだった?」
「俺?…“爽やかっぽいクール男子”だったよ。」
「皆当たりじゃん!!」
似合うだろうなぁ、物凄く。
兄弟達のキャラにドンピシャ…いいなぁ。
何故こんな事をしているかと言うと、私達は転校をする度にくじ引きで性別、性格、見た目、関係等をきめているから。
理由は…百面相の者として色んな立ち位置、色んな状況を経験するため。
確かに、男装して初めて分かる男子の考えもあった。女子の色んな面を見た。
後、変装上手になる為でもある。
その後、対人関係を引いたら…颯也と真琴は兄弟、私と兄ちゃんは他人(颯也と真琴も他人)
私、どうなるんだろ…。
