師匠に連れられたのはでっかいジムみたいな所。





「ここ、熔のジムだから。」





そう教えてくれた。







案内されたのは個室にしては広い、師匠専用の部屋らしい。






「さて、始めるか。今が4時半だから…まず一時間な。」





「分かりました。」





「リオン、運動服ある?」





…ギクリ。





「私服でも動ける方が効率がいいと思います。」





「お、いうねぇ。」







あぶね、着替え中にばれたらどうするのさ。






カツラとれませんように!





「…じゃー始めるか。」





心なしか師匠の目がギラついている気がする。