「資料室、いいな」



「え?」



ゆっくり微笑む。



「資料室気に入った」



「え、え?どうしたの…」



「少し暗くて丁度良い」



…キスする時とかな。

誰にも見られないし。



「あたしは…屋上の方が好き」



「そうか?
 まぁ空、綺麗だしな」



「うん!」



薄明かりの中で見えた、

君のとびっきりの笑顔。



「じゃあ次は…屋上だな____」