あの日屋上で



それを聞いた北川は



「本当…優しいね」



と切なく笑った。



「じゃあな、北川」



俺はゆっくり微笑んだ…。


ごめんな?

俺、バカだから美冬しか

見えてねぇみたいだ…


ガチャッ…


屋上のドアを開けると…



「…え?」



何で…



「章…っ」



美冬がここに……?