それはきっと…


俺が美冬に


一目ぼれしていたからなんだ……



「章…?」



「俺も…好きだ」



「…嘘っ!」





屋上に吹く風は少し冷たくて


寒かったけど、


美冬に触れているところは


とても温かかった。



俺の胸で泣く美冬に、


ゆっくりと優しいキスをした…



顔を真っ赤にする美冬が


とても愛しかったんだ………