あの日屋上で



「凄い…先生」



少し引き気味な日野を見て

俺も小さく笑う。



「そうだね…」



「恐いんだね…ふふっ」



ニコニコ笑う日野。

うわっ…何か自然……

似合う…かも。


そんな時、先生の肩が微かに

ピクリと動いた。



「………あ」



「えっ…?な、何?」