あの日屋上で



「日野、美冬です」



ニコッと笑った父さんと母さん。



「美冬ちゃん、章をよろしくね!」



やっぱり……。

ちょっと待ってくれよ…

勝手に決めるなよ……



「あ、あたしですか!?
 あの…あたしで良いんですか?」



「もちろん!頑張ってね♪」



「美冬ちゃん、章を頼んだ」



バタン!


……はぁ。

強引過ぎる…