「ちょっと休憩~」
そう言って、俺の隣で両手を広げて寝転んだ菜々子
俺に必死で教えていたせいで疲れてしまったのか、直ぐに静かな寝息が聞こえ始めた
「人の気も知らないでよく眠れるよ」
そんな独り言を言いながら、人差し指で菜々子の頬を軽くつつく
ポヨポヨした感触が楽しくて、調子に乗って何度も触ってみる
「すげ~…全然起きない…」
思えば菜々子の寝顔を見るなんて初めてじゃないだろうか?
いつも遊び疲れて同時に寝てしまうから、こんな場面は始めてだ
少し触れただけじゃ足りない
もっと触れたくなるのが男の性
俺は菜々子の唇に視線を異動させていた
神様
ちょっとぐらいなら許してくれますか?



