約束の大空 1 【第1幕、2幕完結】 ※ 約束の大空・2に続く










ぐっしょりとかいた汗と共に目を覚ます。



真っ暗な部屋。






灯り一つない、その暗さが今も私の時代に
戻れてないことを教えてくれる。





「なんや、目が覚めたんか?」



えっ?





一人だけだと思ってた
その部屋から聞きなれた声がした。



「山崎さん?」

「あぁ」

「帰ってきたんだ……」

「副長に報告事があってな。

 帰って来てみたら、
 アンタ意識失うて寝てるし。

 ほんま、心臓止まるかおもたで」





意識失ったって……だってあれは……



「ちょっと、失ったんじゃなくて
 気絶させられたんだって。

 もう、背後から不意打ちなんて卑怯だよ」


怒鳴りながら慌てて飛び起きようとした体は
関節の節々が痛くて頭痛に響いて……思わず、
布団の上で体を起こしたまま固まる。



「花桜、お前さー。
 ちょっとは病人らしくできねぇわけ?」




えっ?


病人らしくってどう言う……。



戸惑う私の額にすーっと伸びてくる
山崎さんの手。



冷たい手の感触が心地いい。



「言っとくけど、お前、熱あるよ」



えっ?



熱?




そう言われたら……
なんか、体もだるい気もする。



そのまま……へなへなと、
布団へと体を戻す。