ごめんなさい。
義助さん、晋作さん。



凄く凄く今までお世話になったのに
勝手なことをして。




だれど……少しでも手がかりが
見つけられるなら、それにかけたいの。




記憶がないのは、
あまりにも怖いから。




心の中、何度も謝罪しながら、
私の過去を知っているらしい
瑠花と呼ばれた子が待つ場所へと向かう。




二人と合流して、
ゆっくりとその場所へと向かった。






少しでもいい。






ほんの少しでもいいの。







私は……
私自身のことが
知りたい……。