見渡す限り、 人の気配がないこの場所。 蒸し暑さが、 私の髪を肌へと ベッタリと貼りつかせていく。 身動きが取れない 大木の前で、 私はただ…… 不安だけを抱きながら 立ち尽くしていた。 ……晋兄……。