「総司……気を付けて。

 貴方を想って祈るから……。
 だからどうか御無事で」





そうやって、
総司の胸元に顔を埋めて呟いた。





時は過ぎていく。






出陣の刻限。


それぞれの隊ににわかれて、
次々と屯所を後にしていく皆を
私は祈る思いで見送り続けた。









どうか御無事で……。