「ゆっくり休め」 灯りを消して、 膳を持って出ていく斎藤さん。 彼の足音が遠ざかり、 一人になった真っ暗な部屋。 布団の中で…… 私は自分の唇を指先で辿った……。 ……初めてだったのに……。 彼が触れた、 その感触が……今も残ってる……。 少しずつ 彼が気になってる? うんうん、 あんなユメを見たから? だけど……彼等は私にとっては敵。 晋兄や、義兄たちを……。 こんな恋は…… 許されないはずなのに……。 ねぇ……私はどうして此処にいるの? この苦しくなる想いを抱えながら。