そして、入院した。


精神科にだ。






私は目をさました。


ずっと真っ暗な闇の中で、過ごしていたような感じだった。


毎日様子を見に来てくれる看護士さんが最初に、目を覚ました私に気付いた。







❝体調はどう?❞


❝お腹すいた?❞





――――ちょっと気分が悪いだけ。でも大丈夫。


――――ハンバーグが食べたい!





声がでない...


喉が焼けるように痛い。


ママ...痛いよ。


パパ...苦しいよ。


今すぐあいたいよ。あいたい。










「ママ、パパ。あいたいよ。」