借金百万円

悲劇はまだ続いた。


「こ・れ・か・ら、高田のかわりに君達からお金を貰いに伺にいってあげる"橘かず"です。よろしくなぁ。」


「………はい。」


「あれあれ〜?高田が命がけで守った人って君達でしょ?暗いなぁ〜。もっと特徴的な人達だと思ってたよー…。」


「本っ当何でこんなクズどもをかばったのか…。理解不能ー。」


「え?」


―――かばった…?


あいつが俺らを?