「ママさんもきっと笑ってるよ」 「うん…そうだね」 お墓の前にしゃがんで、そっと手を合わせる。 ―――ねぇママ、聞いて。 わたし、幸せになれたよ。 これからはずっと奏多の隣にいるから、見守っていてくれる?――― …なんてね。 そんな相変わらずの都合のいいお願い、自分でも笑っちゃう。 それでもママはきっと“いいよ”って笑って言ってくれそうな気がするのは、やっぱりわたしが図々しいからだろうか。