開けた小箱の中央に、キラリと光る白。 ピローに埋まる、小さな銀の輪。 「な…、何これ…っ!?」 思わず声を上げた。 「再会のお祝いだよ。受け取ってくれ」 忠見さんはまたにっこり笑う。 「お、お祝い…っ……こんな高価なものを…!? ……っじゃなくて…!」 ……どうして指輪なんか…!? 「夕梨亜のこと、幸せするよ」 ………は!?