好きとごめんのその先に



「え…?」



俺の言葉に、夕梨亜は眉をしかめる。







「今日はあの子の…奏多くんの卒業式だろ」









…もう終わったことだとは、絶対に言わせない。





こんなたかが1年で、終われるはずがない。