パタン… 静かにドアが閉まった瞬間、ふっと力が抜けた。 その場に荷物を置いて、ベッドの上に座る。 …ここも、新しいものばかり。 過去のものは1つもないこの部屋も、彼との思い出だけが積み重なるんだろうな。 でもせめて、家族の笑顔だけは傍にあってほしい。 そう思い、小さい頃にママとパパと撮った写真を取り出す。 「ん…?」 バッグの底で、携帯のランプが光っているのが目に入った。