「……っ…」 ゆっくりと、それでも激しく、彼の唇に食まれる。 受け入れてくれたって、ただそれだけのことが、単純に嬉しい。 ……こんなの初めて。 力が抜けて頭がぼーっとする。 冬の夜だっていうのに、全身が火照ってあつい。 流される彼のリズムに、快感まで憶えてしまう。 ……だめだって分かっているけど… 奏多の顔が頭をよぎる度に、体が忠見さんの熱を求めてしまうの…