……! …ん…!! ちゃん…!! 「ゆりちゃん…!!!」 「…っ!」 はっと、耳元の声に反応した。 「大丈夫!!?」 勢いよく視界に飛び込んできた、大きく目を見開いた男。 「……あ…奏多…」 …何でそんな焦った顔… 「座った途端いきなり泣き出すし、何も答えてくれないからびっくりした…!」 「え…」 …わたし、一体どうしちゃったの…?