ガラスの十字架【短編*完結】



それは………






ボクダヨ、


ユイ……






『………僕達が会ったのは…。』


生まれ変わる前の、


前世で。






『せれなさーん!!』


篠原さんの大声に僕は驚いてビクッとした。


慌てて我にかえる……




『……あ、…はいっ。』


せれなさんも驚いたように返事をした。




僕は涙のあとがないか気になって、もう一度袖で顔をぬぐった。






なんなんだ……


僕であって、僕でないような……


あの感覚。