ガラスの十字架【短編*完結】



せれなさんが、


僕を見つめる。






そして……ゆっくりとその唇を開いた。


『……どこで会ったかはわからないんです。…でも……すごく懐かしい気がしたんです、早瀬さんに会ったとき。』




ドク……ンッ………


鼓動が、


早くなる。




『……え……?』


せれなさんは、今度は慌てることもなく……


僕を見つめて言った。




『…どうしてですかね。どこかで会ったような……そんな気がしてならないんです。でも……わからなくて。』




ユイ………


オモイダシテ。