僕は慌ててそれを受け取る。 『す、すいません……。』 『あ、いえ…。』 彼女と僕の 視線が重なる……… ドクン……ッ と、僕の心臓が音をたてる。 『あら?2人ともどうかしたの?』 篠原さんの声に、僕はようやく我にかえった。 『あ、いえ…すいません。』 彼女は…… きょとんとした表情で僕を見ている。 その横から、笑顔で篠原さんが言う。 『森さんって呼ぶとパートの主婦の森さんもいてややこしいじゃない?だからせれなさんって呼ぶようにしましょ。』