「恭介さん」
「ん?」
「も、もう今日はご飯食べませんよね」
今は、8時。
さっき食べてから二時間しかたってないし。
「お前、まだ食う気だったのか?」
驚いたように聞く。
「ま、まさか!そんな時間たってないし、ケーキも食べたから。ただ、恭介さんが食べたいのかなって」
「……」
「恭介さん?」
「俺は…飢えてる」
「えっ?じ、じゃあなにか頼みますか?そ、それともケーキ」
「俺は…お前が喰いたい」
「はぁ?」
わ、私を喰いたいって…
な、なにを言い出すんですか?
「恭介さん!」
「ん?」
「そそそんなこここと…」
「ハハハ…じ、冗談だ」
冗談!
はぁ~び、ビックリした!
「ハハハ……」
まだ笑ってる。
「飯はいらない。満腹だ。ケーキまで食ったからな」
「じ、じゃあ、ま、まだ時間早いですし」
「ん?」
何か二人で部屋にいるのが気まずい。
微妙に緊張してる。
「さ、散歩…行きませんか?」
「散歩?」
「は、はい」
「そうだな」
私の顔を見て、立ち上がり手を差し延べて
「行くか」
「はい」
社長の手を取り
えっ?
引き寄せられて耳元で
「俺と部屋にいるのが気詰まりか?」
「……」
「安心しろ。そんなにすぐには襲わないから」
「えっ? あ、い、いや」
私の不安がバレバレだわ。
で、でも、あんな事言うんだもん。
「クククク…」
頬にキスされた。



