家に帰り
「先にお風呂どうぞ」
お風呂のスイッチを押す。
着替えを済ませ
「一緒に入るか?」
「入りません」
「クククク…それは今日までだからな」
「えっ?」
ど、どういう意味?
「そりゃそうだろ。結婚したら一緒に入るのが普通だろ」
えっ?
「なんて顔してんだ?」
「い、いや…そ、そんなの駄目です。無理です」
「なんで?」
片眉が…
「だ、だって」
「ん?」
「は、裸なんですよ?」
「ん?裸?」
わけが分からないってな雰囲気
「い、いや…だから裸なんて見た事ないし…見せるのも」
「お前…かまととぶってるか?」
はぁ?
「かまととぶってなんかいません」
「……」
「ほんとです。男の人の、は、裸なんて、小いちゃい頃にお父さんとお風呂に入った時だけです。お、女同士でも温泉とか行った時にちらっと見るだけですし」
「……」
「も、もういいです。お風呂入って下さい」
私…半分逆ギレ状態。
「クククク…ハハハ…」
「……」
「後から話そう、な」
お風呂へ消えて行った。
なんなのよ。
結婚したら一緒にお風呂入らなきゃいけないって法律でもあるんですかって話しよ。
ぶつくさ言いながら晩御飯の支度をする。



