コイツが書斎の掃除を終えてリビングに
「昼飯どうする?作れっか?」
「はい」
大人しく台所へ行った。
なにを作るかは知らないが…料理の腕はまあまあだから大丈夫だろ。
リビングで本を読んでると
「昼食出来ました」
「ん」
テーブルについて
「オ、オムライス」
「はい。冷蔵庫にある物で出来るのがオムライスくらいだったので」
「フッ 何年振りかな、オムライスって」
スプーンを取り上げ食べ始めた。
サラダも付いてる。
ただ…
「おい」
「はい?」
オムライスから顔を上げて
コイツはずうっとオムライスから目を離さなかった。
「前にも言ったろ。俺を見て食えって」
「…はい」
普通に食えって話しだ。
なのに!
なんか睨めっこしながら飯を食ってないか。
睨み合いながらも食べ終わり
「コーヒー」
「はい」
コイツがテーブルから立ち上がると
「クククク…」
笑いが込み上げる。
「お前なぁ、確かに俺を見ろって言ったけど、誰も睨めっこしろとは言ってねぇだろ」
「ででも…俺を見ろって」
「はぁ? 普通に飯食えってことだろが」
言葉通りに受け取ってたのか。
「ま、とにかくコーヒー」
「は、はい」
俺はソファーへ



