ウィーン。
三匹は今、お昼を食べ終えてくつろいでいるところ。
ちびくんがラジコンカーを走らせています。

「ねえ、りすくん?」

ねこちゃんの様子がおかしいことに、りすくんが気づきました。

「どうしたの、ねこちゃん?元気無いよ?」
「あのね、りすくん。四つ葉のクローバーが枯れちゃって、私は少し残念なの。」

りすくんは、ねこちゃんの言葉に驚きました。

「願い事が叶うことは、とても良いことだと思うの。だけど、枯れちゃうのはやっぱり寂しいよ。」

「ねこちゃん…」

りすくんが少し考え込んでしまいます。
「ううん、ごめん、りすくん。気にしないで。それよりお弁当美味しかった?」

「うん!美味しかった!また作ってね!」
りすくんが元気になりました!ねこちゃんも嬉しくなりました。

クローバーについては、その日それ以上話すことはありませんでした。