蘭蝶【完】

桜「…そうなんだ」


少しあたしと似ていた

楓の方を見るとちょっと怯えてる感じだった

きっと嫌われたらどうしようと思ってるんだろうな


桜「楓?嫌いになんてならないから怯えなくていいんだよ?」


あたしは優しく言った


楓「え?……」

桜「人にはみんな過去がある。

楓の場合それが虐待だっただけ。

別に嫌いになる理由もないでしょ?」


あたしにも過去があるからね…


楓「そっか…ありがとう。桜ちゃん」

桜「別にあたしはお礼言われることしてないよ」

楓「僕怖かったんだ…

昔虐待されてたってだけでみんな友達になってくれなかった。

『虐待されてた子なんて嫌だ』って言って…」

桜「そっか…。確かにそういう差別をする子はいる。

でも嵐希のみんなや蓮たち、あたしは楓のことを差別したりしないよ。

そうでしょ?みんな」

全員「「「「あぁ。(はい)」」」」

桜「ほら。みんな楓のことを嫌いになんてならない。

だから安心して?」