わたしは、あの頃
どうしてもあの人に会いたくて
何か理由を探しては
あの人に会いに行っていた。


たくさん話しかけて
話しかけられて

だんだん
なかよくなっているのがわかるようだった。


やっと
メールアドレスを
教えてもらって
メールをしていた。

どんなメールでも
ひとつひとつ大切に返信を返した。


まだかな。

ちょっと
文が長すぎたかな。

そんなことを考えて待つ。


返信が来たら
すぐに読んで、

大した内容じゃないのに
なんか嬉しくて。


私だけだと思った。


こんなに幸せなメールを
しているのは

わたしだけだと思っていた。